ごきげんよう。
最近、初心者エンジニアからSES営業部に移動になりました、シーチキンです。
営業に移動して、「技術ブログ書けるの?」と思ったそこのあなた!!
「安心してください!書きますよ!」

はじめに

MacにPowerPointのデスクトップアプリをインストールしようとしたところ、macOSのバージョンが古いことが原因で、すんなりインストールできませんでした。

今回は、
・Homebrewを使ってPowerPointをインストールしようとした
・Download failed と 404 エラーが発生
・調べてみるとmacOS Monterey(macOS 12)がHomebrewではTier 3扱いになっていた
・現在の環境に対応したPowerPointのバージョンを確認した


という流れを、実際に表示されたエラーとあわせてまとめます。

同じように「古いMacでPowerPointを使いたいけれどインストールできない‥」という方の参考になれば幸いです。


環境

今回使用したMacの環境は以下です。

  • macOS Monterey
  • macOS 12系
  • Homebrewを使用 (事前にインストール済み)
  • インストールしたいアプリ:Microsoft PowerPoint

PowerPointをデスクトップアプリとして使用したかったため、Homebrewをしました。

HomebrewからPowerPointをインストールしてみる

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行しました。

brew install --cask microsoft-powerpoint

Homebrewのアップデートなどが実行された後、PowerPointのインストールが開始されます。

しかし、途中で以下のエラーが発生しました。

Error: Download failed on Cask 'microsoft-powerpoint'
curl: (56) The requested URL returned error: 404
Error: microsoft-powerpoint: Download failed for microsoft-powerpoint.

PowerPointのインストーラーをダウンロードしようとしたものの、URLへのアクセスが 404 となり、ダウンロードに失敗しています。

「Tier 3 configuration」というメッセージも表示された

さらにログの最後には、以下のメッセージが表示されました。

This is a Tier 3 configuration:

https://docs.brew.sh/Support-Tiers#tier-3

You can report issues with Tier 3 configurations to Homebrew/* repositories!

Read the above document before opening any issues or PRs.

最初は「Tier 3がエラーの原因なのでは?」と思いましたが、このメッセージ自体が直接的なインストール失敗のエラーというわけではありません。

ログをさかのぼって確認すると、その前に以下の警告も表示されていました。

Warning: You are using macOS 12.<br>We (and Apple) do not provide support for this old version.<br>Homebrew no longer builds bottles for this configuration.

つまり、使用しているmacOS 12は、現在のHomebrewでは古い環境として扱われています。

今回のログでは、

  1. HomebrewからPowerPointをインストール
  2. PowerPointのインストーラーをダウンロードしようとする
  3. ダウンロード先が404を返す
  4. Download failed となりインストール失敗
  5. macOS 12がTier 3の環境であることも案内される

という流れになっていました。

macOSのバージョンを確認

そこで、まず現在使用しているmacOSのバージョンを確認しました。

画面左上のAppleメニューから、「このMacについて」を開いて確認します。

今回使用していたMacは macOS Monterey(macOS 12)でした。

ソフトウェアアップデートも確認しましたが、このMacで使用しているMonterey環境では新しいOfficeをそのまま利用するのが難しいことが分かりました。

PowerPoint側の対応バージョンを調べる

次にMicrosoftのOffice for Macのサポート状況を確認しました。

macOS Montereyで利用できるOfficeについて調べると、Montereyに対応するOfficeの最終バージョンとして 16.88系 が存在します。

そのため、Homebrew経由で現在のPowerPointをインストールするのではなく、macOS Montereyに対応した旧バージョンを使用する方法を検討することにしました。

Microsoft公式の「Office for Mac の更新履歴」から、過去のバージョンとインストーラーを確認できます。

PowerPointだけインストールする場合

Officeのインストーラーを利用すると、WordやExcelなども含まれている場合があります。

PowerPointだけが必要な場合は、インストーラーを起動した後、インストール画面の**「カスタマイズ」**からインストールするアプリを選択します。

PowerPointだけを残し、

  • Word
  • Excel
  • Outlook
  • OneNote

など、不要なアプリのチェックを外してインストールします。

これでPowerPointのみをインストールが可能になります。

今回分かったこと

今回一番戸惑ったのは、最後に表示された

This is a Tier 3 configuration

というメッセージでした。

一見するとこれがインストール失敗の原因に見えますが、ログを見ると実際にPowerPointのインストールを止めていたのは、

curl: (56) The requested URL returned error: 404

というダウンロードエラーでした。

ターミナルで長いログが表示されると、最後の数行だけを見てしまいがちですが、Error:**** が最初に発生している場所までさかのぼって確認することが大切だと改めて感じました。

また、HomebrewやOfficeなどは、OSのバージョンによってサポート状況が変わります。

「コマンドは合っているはずなのにインストールできない」という場合には、

  • 使用しているmacOSのバージョン
  • HomebrewがそのOSをサポートしているか
  • インストールしたいアプリがそのOSをサポートしているか
  • エラーが発生した最初の箇所

を確認すると、原因を切り分けやすくなります。

まとめ

今回はmacOS Monterey環境で、HomebrewからPowerPointをインストールしようとして失敗した事例を紹介しました。

実行したコマンドはこちらです。

brew install --cask microsoft-powerpoint

しかし、PowerPointのインストーラー取得時に404エラーが発生し、インストールできませんでした。

また、使用していたmacOS 12はHomebrewでTier 3として扱われる環境であることも分かりました。

古いmacOSでアプリのインストールがうまくいかない場合は、単純にコマンドを繰り返すのではなく、OSとアプリそれぞれのサポート対象バージョンを確認することが重要です。

今回のようにPowerPointを利用したい場合も、現在の環境に対応するOfficeのバージョンを確認したうえでインストール方法を選択する必要があることがわかりました。

とはいえ、無事にPowerPointはインストールできるのか?‥【後編】に続く。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。

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