こんにちは。
小川です。

先日、2022年度の決算が完了しました。
結果は前年度よりも大きな成長を遂げ、採算性が大いに向上しました。
これもネクストに関わるみなさまと従業員のみなさんの努力の賜物です。

私たちはさらなる成長を目指して3カ年の中期経営計画を掲げています。2023年度はその最初の事業年度であり、3カ年の中でもっとも重要な事業年度でもあります。その成功を予感させるように大型のプロジェクトが2件進行しており、うち1件は秋口にリリースを控えています。

この3カ年の中期経営計画を達成し、ネクストがもっともっと強くなるためには何が必要なのか。企業経営の本質を考える機会をもとめて研修に赴きました。

理念をめぐる旅

私たちは偉大な経営者の足跡を学ぶべく、松下幸之助さんと稲盛和夫さんの施設を訪れました。

なぜ世界的な企業を育て上げることに成功したのか。
それを実現した経営や企業文化とは何か。
その背景にあった人生観や人間観とは何か。

施設の訪問を通じて思ったことは、強い企業経営の原点にあったのは、「経営理念」だったということでした。世界的企業の創業者が「経営理念がもっとも大切」と言っているのは偶然ではないと思います。

お二人はとても強い信念や価値観、使命感のもとに経営の舵をとり、強力な企業文化をつくっていたのです。その1つ1つに触れられる展示になっており、施設訪問は非常に有意義なものとなりました。

経営理念と経営理念を発信することの大切さを学んだ

施設訪問のあとは同行したメンバーの感想で大いに盛り上がり、今後の方向性や経営理念についての議論も白熱しました。冒頭の通り、企業経営の本質を捉え、ネクストがもっともっと強くなるためには、さらにはっきりとした経営理念や価値観が必要、という結論で全員一致したのは今回の研修においてもっとも重要な収穫になりました。

創業まもなくは必死になって事業を拡大するだけでも問題はありません。事実、ほとんどの企業にとっては創業期は特に「生き残ること」が最優先課題であることが多いと思います。必要なのは崇高な思想より今日明日の飯なのです。

ところが、精を出して事業が拡大し、組織が成長すると、それに比例してかならず問題が発生します。それも膨大に。

実際のところ、ネクストも事業課題が山積しており、この解決はさらなる成長を目指す上で避けては通れないものばかりです。

その時に必要になるのは、やはり経営理念。ネクストの従業員一人ひとりが経営理念に立脚して意思決定し、日々の業務に取り組む。その蓄積が大きな成長をもたらす。今回はその思いを強くした研修になりました。

今回学んだことをネクストの今年度以降の成長の礎にしていきたいと思います。