Opus 4.6 登場で考える「正しいモデル選択」

Claude Code を使い始めると、最初に迷うのが モデルの選択です。

  • Default(Sonnet)
  • Opus
  • Haiku

さらに最近、Opus 4.6 が登場し、

「結局どれを使えばいいの?」
「全部 Opus にすればいいのでは?」

と感じた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • Claude Code における各モデルの役割
  • なぜモデルを使い分ける必要があるのか
  • Opus 4.6 はどんな場面で使うべきか

実務視点・コスト視点で整理します。

Claude Code のモデルは「性能差」ではなく「役割差」

まず大前提として理解しておきたいのは、

Claude のモデルは
「良い/悪い」ではなく
「用途が違う」

という点です。
つまりなんでもOpusを使用すれば良いというわけではありません。

各モデルの位置づけ

モデル役割一言で言うと
Haiku高速・軽量即答係
Sonnet(Default)バランス型実務の主力
Opus高思考・高精度設計・判断役

Haiku:最速レスポンスモデル

特徴

  • レスポンスが非常に速い
  • トークン消費が少ない
  • 短い質問に強い

向いている用途

  • コマンドの意味確認
  • エラー文の解説
  • 用語の説明
  • ちょっとした構文チェック

向いていない用途

  • 設計レビュー
  • 複雑なアーキテクチャ判断
  • 安全性・影響範囲の検討

👉 「考えさせる仕事」には使わない


Sonnet(Default):Claude Code の主戦力

Claude Code の Default モデルとして使われているのが Sonnet です。

特徴

  • 精度と速度のバランスが良い
  • 実務で必要な思考力は十分
  • コストと品質のバランスが最適

向いている用途

  • 日常的なコーディング相談
  • 設定ファイルのレビュー
  • 差分レビュー
  • Spring / Docker / AWS の一般設計相談

👉 「普段はこれ一択」

実際、Claude Code を業務で使う場合、

8〜9割の作業は Sonnet で十分

というケースがほとんどです。


Opus:深く考えるためのモデル

Opus は Claude の中で 最も思考力が高いモデルです。

特徴

  • 長い文脈を保持できる
  • 抽象的な設計を扱える
  • リスクや影響範囲を深く考慮する

その分、

  • 応答は遅め
  • コストは高め

というトレードオフがあります。


Opus 4.6 で何が変わったのか?

Opus 4.6 の進化ポイントは、
**「賢くなった」よりも「設計判断の安定性が上がった」**点にあります。

Opus 4.6 の強み

  • 複雑な設計条件を同時に考慮できる
  • セキュリティ・運用・将来拡張を含めた判断が可能
  • 「なぜその設計が危険か」を言語化できる

👉 「答えを出す」より
👉 「間違いを避ける」能力が高い

Opus 4.6 を使うべき場面

① アーキテクチャ設計

  • マイクロサービス構成
  • AWS 構成の選定
  • セキュリティ要件を含む設計

② 影響範囲が大きい変更

  • 認証・認可
  • DB スキーマ
  • インフラ構成

③ 判断を間違えると事故になる場面

  • 本番環境設定
  • 権限設計
  • コスト設計

👉 「考えるコスト < 事故のコスト」な場面で使う


なぜ「全部 Opus」にしない方がいいのか?

一見すると、

「一番賢いなら常に Opus でいいのでは?」

と思いがちですが、これは 非効率です。

理由①:思考力を使う必要がない作業が多い

  • 設定値の意味確認
  • エラー文の翻訳
  • 軽いレビュー

ここに Opus を使うのは オーバースペックです。


理由②:コストと速度の問題

  • Opus は遅い
  • トークン消費が大きい

👉 日常作業のテンポが落ちる
👉 意図せずコストが嵩んでしまう。


理由③:「人が考えるべき部分」を奪いがち

Opus は答えを出す力が強い分、

  • 思考過程を省略してしまう
  • 自分の理解が追いつかない

という副作用があります。

👉 学習・レビュー用途では Sonnet の方が向いていることも多い

実務でおすすめの使い分けルール

Claude Code 運用例

・日常作業 → Sonnet(Default)
・軽い質問 → Haiku
・設計レビュー / 重要判断 → Opus 4.6

CLAUDE.md に書いておくと良いルール

## Model Usage Policy

- Use the default (Sonnet) model for daily development tasks.
- Use Haiku for short, factual questions.
- Use Opus only when explicitly requested for architecture or security reviews.

【上記ルールのそれぞれの意味】

Use the default (Sonnet) model for daily development tasks.

  • 日常的な開発作業は Sonnet を使う
  • 例:実装相談、設定確認、軽いレビュー、エラーの意味確認
  • 速度・精度・コストのバランスが一番良いため、普段使いに最適

Use Haiku for short, factual questions.

  • 短く答えが決まっている質問は Haiku を使う
  • 例:用語の意味、コマンドの説明、エラーメッセージの翻訳
  • 高速・低コストなので即答が欲しいとき向き

Use Opus only when explicitly requested for architecture or security reviews.

  • 設計やセキュリティ判断など重要な場面だけ Opus を使う
  • 例:アーキテクチャ設計、権限設計、本番影響のある変更
  • 考える力は強いが重いため、必要なときに限定して使う

まとめ

  • Claude のモデルは「賢さ」ではなく「役割」で選ぶ
  • Sonnet は日常業務の主力
  • Haiku は即答用
  • Opus 4.6 は 設計・判断のための切り札
  • 重要なのは「いつ Opus を使わないか」を決めること

モデルを正しく使い分けることで、
Claude Code は コスト効率の良い、信頼できる相棒になります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。

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