〜 IntelliJ IDEA 入門と VSCode との違い 〜
Java + Spring Boot を使った開発を始めるとき、
多くのエンジニアが IntelliJ IDEA を利用していることに気づくと思います。
「そもそも IntelliJ IDEA って何?」
「VSCode と何が違うの?」
「なぜ Java だと IntelliJ がよく使われるの?」
この記事では、Java / Spring Boot 初学者向けに、
IntelliJ IDEA の正体とできること、VSCode との違いを整理して解説します。
IntelliJ IDEA とは?
IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア) は、
JetBrains 社が開発している 統合開発環境(IDE) です。
特に以下の言語・用途に強いのが特徴です。
- Java
- Kotlin
- Spring / Spring Boot
- JPA / Hibernate
- Maven / Gradle
IDE とは?
IDE(Integrated Development Environment)は、
「開発に必要な機能をすべて統合したツール」 のことです。
エディタに加えて、
- コード解析
- デバッグ
- ビルド
- テスト実行
- フレームワーク理解
までを 1つのツールで完結 させる思想を持っています。
IntelliJ IDEA で何ができるのか
1. Java / Spring Boot を“理解した”コード補完
IntelliJ IDEA 最大の強みは、
Java・Spring を前提にした深いコード理解です。
- Controller / Service / Repository を自動認識
- Spring の DI(
@Autowired/@Serviceなど)を理解 - Bean の依存関係を追跡
- 設定ミスをリアルタイム検知
👉 「動くけど実はおかしいコード」 を事前に警告してくれます。
2. Spring Boot プロジェクト作成が一瞬
Spring Initializr と完全連携しており、
- プロジェクト作成
- 依存関係追加(Web / JPA / Security など)
- Gradle / Maven 設定
が GUI操作だけで完了します。
File → New Project → Spring Initializr
これだけで、即 Spring Boot 開発を開始できます。
3. デバッグが圧倒的に強力
IntelliJ IDEA のデバッグ機能は非常に優秀です。
- ブレークポイント
- 変数の中身をリアルタイム表示
- ステップ実行
- 条件付きブレークポイント
Spring Boot のリクエスト処理や
JPA の SQL 実行箇所も簡単に追えます。
4. リファクタリングが安全
- クラス名変更
- メソッド名変更
- パッケージ移動
をしても、参照先をすべて自動修正してくれます。
Java は静的型付け言語なので、
IntelliJ IDEA のリファクタリング精度は非常に高いです。
IntelliJ IDEA と VSCode の違い
よく比較される VSCode との違いを整理します。
思想の違い
| 観点 | IntelliJ IDEA | VSCode |
|---|---|---|
| 思想 | IDE(全部入り) | 高機能エディタ |
| 対象言語 | Java中心 | 多言語 |
| 初期設定 | ほぼ不要 | 拡張機能が必須 |
| フレームワーク理解 | 非常に深い | 拡張次第 |
Java / Spring Boot 開発での違い
| 項目 | IntelliJ IDEA | VSCode |
|---|---|---|
| Spring理解 | ◎ | △ |
| JPAサポート | ◎ | △ |
| 設定ミス検知 | ◎ | △ |
| デバッグ | ◎ | ○ |
| 軽さ | △ | ◎ |
👉 Java / Spring Boot に限ると IntelliJ IDEA が圧倒的に有利です。
無料版と有料版の違い
IntelliJ IDEA には2種類あります。
Community Edition(無料)
- Java 開発
- Spring Boot(基本機能)
- Maven / Gradle
- デバッグ
👉 学習・個人開発なら十分
Ultimate Edition(有料)
- Spring / Spring Boot 完全対応
- JPA / Hibernate 可視化
- DB ツール内蔵
- Web / REST API 支援
👉 業務・本格開発向け
※ 多くの企業では Ultimate を採用しています。
なぜ Java / Spring Boot では IntelliJ IDEA が選ばれるのか
理由はシンプルです。
- Java は 静的型付け
- Spring は 設定と依存関係が複雑
- IntelliJ は コードを“理解する”IDE
結果として、
「書いている最中にミスに気づける」
「フレームワークの知識を IDE が補完してくれる」
という開発体験になります。
まとめ
- IntelliJ IDEA は Java 特化の統合開発環境
- Spring Boot 開発では事実上のデファクト
- VSCode は軽量・多用途、IntelliJ は重厚・高機能
- Java 初学者ほど IntelliJ の恩恵が大きい
これから Java Spring Boot を本格的に触るなら、
IntelliJ IDEA を使う理由は十分にあります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。
- 選考ではありません
- 履歴書不要
- 技術の話が中心
- 所要時間30分程度
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