こんにちは、小川です。
先日、AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)を会社のメンバー7人で受験してきました。
結果から言うと、
7人中3人合格
という、なかなかにスリリングな戦いでした。

おかげさまで僕もギリギリで合格できました。(合格ライン720点/731点)
不合格だったメンバーも「あと数問で合格」という人が多く、
- そもそもAWSの実務経験が少ない
- 業務が忙しくて勉強時間を確保できない
このような状況でしたが、全体としてはかなり健闘したと思っています。
この記事では、
- どんなノリで7人受けに行ったのか
- どんな勉強をしたのか
- 実際の試験の感想
- SAAを受けて思ったこと
- よかったこと
あたりを、まとめてみます。
なぜ7人で受けたのか
きっかけはとてもシンプルで、
- 技術レベルを会社全体として底上げしたい
- AWSちゃんと理解したい
- わかりやすい指標として資格取ろう
- 会社の資格取得支援あるし
- いつやる?
- 期限だけ決めよう
- 僕もやります
という流れでした。いわゆるノリですw
せっかくなので
「どうせならみんなで受けよう」
ということで、有志を募ったら7人エントリー。
当日は”ちょっとした受験感”も味わえました。
前提
- 基礎的なインフラ知識はあります。(ネットワーク苦手)
- AWSの主要サービスについては業務で使ったことがあります。
- 自他ともに認める記憶力の悪さです。
- メンバーの資格取得を通じて組織と個人の技術力向上を実現したい社長です。
勉強法は2つ
今回やった勉強法は、本とアプリだけです。
時間にして30時間(本7:3アプリ)くらいだったと思います。
① 本で勉強

まずは定番の SAA対策本をAmazonでポチ。
- サービスの役割
- ユースケース
- 設計思想
を体系的に理解することを意識しました。
正直、最初は
「まあ知ってるやつも多いし流し読みでいいかも」
と思っていたのですが、読んでみると聞いたこともない言葉が頻出します。
重要部分や図などメモをとりながら読み砕いていったのですが、これが後でじわじわ効いてきます。
歯抜け状態だった知識はこれで補いました。
② アプリで問題を解く
AWS認定 ソリューションアーキテクト模擬試験 (SAA)アプリ – App Store
次に、問題集アプリをゲット。
- スキマ時間に解ける
- 問題慣れできる
- 自分の弱点がわかる
という意味で、かなり助けられました。
途中800円くらい課金した気がします。
僕以外はUdemyを使ってるメンバーが多かったです。
20問単位でテストできますが、やりはじめて最初のうちは正答率3~5割くらい。
本で体系的な勉強をした結果、安定して8割~9割くらい正答できるようになりました。
でも、今思えばそれは危険な自信だったように思います。
実際の試験を受けてみて
アプリよりずっと難しい
まず一番の感想。
「アプリより全然むずかしい」
問題文が長いです。
選択肢もちゃんと読まないとどれもそれっぽい。
「一番適切なもの」を容赦なく聞いてくる。
AWSさん、本気です。
戦略が裏目に出た
試験中、こんな作戦を取りました。
- 1周目はすぐ解ける問題だけ解く
- 2周目はじっくり考える
が、これが今思えば失敗。
あとまわしにした問題が多すぎて、
- 2周目で同じ長文をもう一度じっくり読む
- 読解だけで時間がゴリゴリ削られる
という事態に。
「長文読解力」も重要だと痛感しました。
SAAを受けて感じたこと
体系的な勉強の重要さを知った
試験を通して強く感じたのは、
暗記だけでは足りない、設計思想の理解が問われる
ということ。
- なぜこのサービスがあるのか
- どういう前提で選択するのか
を理解していないと、
選択肢の微妙な違いで簡単に迷います。
自分の場合は本での体系的な勉強が、
試験中にじわじわ効いてきました。
実務でめちゃくちゃ役に立つ
SAAは「資格のための資格」ではなく、
- 実際にソリューションを設計するとき
- 構成をレビューするとき
に、そのまま活きる内容だと感じました。
「これSAAでやったやつだ」
という場面、わりとあります。
結果発表—/
結果は冒頭のとおり、
- 7人中3人合格
- 不合格だった人も、あと数問レベルが多数
全員で結果を共有したときは、
- うれしさ
- くやしさ
- 次こそは
が入り混じった、今までに感じたことのない雰囲気でした。
チームで挑戦したからこその経験だったと思います。
よかったこと
今回の挑戦を通じて確実に参加メンバーの技術レベルが上がったと実感しています。
会社の技術レベル上がる
単に「資格を取る」だけでなく、
技術者の技術レベル向上にちゃんとつながる支援
だと思います。
カルチャーを体現できる
ネクストのカルチャーにある、
「個人の自主性と成長を尊重する」
という価値観。
今回のSAA団体受験はまさにそれを体現できたと思います。
資格受験のチャレンジャーがあらわれた
AWSの認定とそれ以外の資格にチャレンジするメンバーが増えました。
いいことづくめです。
次の目標
この勢いでソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP-C02)を取得したいです。
また誰かを(少なくとも王さんをw)巻き込みながら挑戦していきたいですね。
おわりに
AWS SAA-C03は決して簡単な試験ではありませんが、
- 体系的に勉強して
- 過去問に取り組んで
- (できることなら)実務と結びつけて理解すれば
確実に力になる資格です。
これから受ける方の参考になれば幸いです。
参加メンバーのみんなもお疲れ様でした!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。
- 選考ではありません
- 履歴書不要
- 技術の話が中心
- 所要時間30分程度
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