■ 問題

ある会社では、Amazon S3バケットに静的コンテンツを保存した上で、Amazon CloudFrontディストリビューションを利用したグローバル配信を実施しています。全社的な経費削減の一環として、あなたはマネージャーより、この配信アーキテクチャーのコスト削減を依頼されました。

CloudFront配信処理のコスト削減効果のある方法はどれでしょうか?


■ 選択肢

  1. エッジロケーションによるファイル圧縮処理を実施する。
  2. CloudFrontによるキャッシュ保持期間を短縮する。
  3. オリジンサーバーに設定したS3による配信コンテンツの圧縮処理を実施する。
  4. Lambda@Edgeによるファイル圧縮処理を実施する。


ここから先は正解と解説になります。


■ 正解

エッジロケーションによるファイル圧縮処理を実施する。

■ 構成イメージ

ユーザー
   │  リクエスト(Accept-Encoding: gzip)
   ▼
CloudFront(エッジ)
┌────────────────────────────┐
│ gzip圧縮(自動)              │
│  └ ファイルサイズ削減         │
└──────────┬───────────────┘
           │(圧縮されたデータ)
           ▼
ユーザーへ配信(転送量削減)
           
           ▲
           │
           ▼
S3(オリジン)
┌────────────────────────────┐
│ 静的コンテンツ(非圧縮でもOK)│
└────────────────────────────┘

■ 全体的な説明


✔ オプション1(正解)

CloudFrontでは、ビューワーが以下のヘッダーを送ると👇

Accept-Encoding: gzip

👉 エッジロケーションで自動圧縮が実行されます

効果

・データサイズ削減
・通信量削減
・転送コスト削減
・表示速度向上

👉 CloudFrontの課金は「転送量ベース」

👉 データが小さい = コスト安い

■ なぜこれが重要か

CloudFrontコスト = データ転送量

つまり👇

圧縮 = コスト削減に直結

■ 不正解の理由


❌ オプション2(キャッシュ期間短縮)

キャッシュ短縮
↓
オリジンアクセス増加
↓
転送増える
↓
コスト増

👉 逆効果

❌ オプション3(S3で圧縮)

  • S3には圧縮機能なし
  • 圧縮はCloudFront側でやる

❌ オプション4(Lambda@Edge)

  • 可能ではあるが
  • 不要&コスト増

👉 マネージド機能で十分

■ 試験ポイントまとめ

コスト削減問題

転送量減らす → 圧縮
キャッシュ増やす → TTL長く

■ 一発で覚える

CloudFrontコスト

減らす → gzip
増える → TTL短縮

■ まとめ

CloudFrontのコスト削減には、エッジロケーションでのgzip圧縮を有効化し、転送データ量を削減することが最も効果的である。


この問題は
👉 「CloudFrontの課金=データ転送量」
を理解しているかを問う超重要問題です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。

  • 選考ではありません
  • 履歴書不要
  • 技術の話が中心
  • 所要時間30分程度
  • オンラインOK

エンジニアと話してみる

関連リンク

AI・クラウド・データ分析のご相談はネクスト株式会社までお問い合わせください。