AWS Budgetsにメール認証が入ったと聞いて、通知先を追加しただけで通知を受け取れるのかが気になりました。私は検証用の予算に自分のメールアドレスを追加し、認証前後の表示を確認しました。今回はコンソールとメールだけで試せたので、ローカル環境は作っていません。

検証日は2026年10月5日です。画面には日本語と英語が混在していました。掲載画像は実際の画面から、確認に必要な部分を切り出しています。

AWS Budgetsのメール認証とは?

AWS Budgetsは、コストや使用量に対して予算と通知条件を設定するサービスです。今回の変更では、予算通知に直接追加する新しいメール宛先に、受信者の確認が入ります。

2026年10月1日の公式発表では、9月30日以降に追加する宛先が対象とされています。通知の配信にはAWS User Notificationsを使います。SNSトピックを経由する通知の購読確認は、今回とは別の手順です。

検証用の予算を作る

請求とコスト管理のコンソールで、予算の作成画面を開きました。予算を作成・編集できる権限があるアカウントで操作しています。受信者も、宛先を登録したAWSアカウントにサインインして認証を完了できることが前提です。

今回はゼロ支出予算のテンプレートを使いました。予算名はblog-email-verification-20261005です。受信者欄には自分のメールアドレスだけを入れました。

画面に表示された通知条件は、実際のコストが0.01 USDを超えることです。既にある利用額で条件を満たせるため、検証のためにEC2などを起動する必要はありませんでした。予算詳細の予算額は1.00 USDでしたが、宛先一覧のアラート条件は実際のコスト > $0.01です。ここは同じ数値として読まないようにしています。

予算アクションは設定していません。AWS Budgetsの料金ページでは、予算の監視と通知は無料とされています。

保存した直後はPendingだった

予算を保存して詳細画面を開くと、Email verificationという宛先一覧がありました。自分のアドレスのVerification statusはPendingです。右端にはResend verificationが表示されていました。

Pendingの説明を開くと、認証メールを送信済みで、受信者がメールのリンクを選んで認証を完了する必要があると分かります。予算詳細の認証済み件数も、この時点では0/1 email verifiedでした。

登録されたアドレスが一覧に見えるので、それだけで設定が終わった気になりかけました。通知条件と宛先の認証状態は、別々に確認した方がよさそうです。

認証メールは迷惑メールに入っていた

ここで少し詰まりました。通常のメール検索では認証メールが見つからず、迷惑メールも含めて探したところ見つかりました。今回の送信元はemail-verification@aws.comでした。

本文にはAWS User Notificationsへの登録確認と、リンクの有効期限が12時間であることが書かれていました。予算名で届くメールだと思って探すと、見落とすかもしれません。

メールのVerify emailリンクを開くと、AWS User Notificationsの画面に移動しました。同じAWSアカウントにログイン済みだったため、今回は追加のログイン操作なしで完了画面が表示されました。

AWS User Notificationsのメール認証完了画面
AWS User Notificationsのメール認証完了画面

リンクそのものは掲載していません。認証用のトークンとアカウント情報が含まれるためです。

認証後の表示はVerifiedだった

予算詳細に戻って再読み込みすると、PendingがVerifiedに変わりました。緑のチェックも付いています。右端の再送ボタンはなくなり、—になりました。

認証後の宛先一覧。Verifiedと緑のチェックが表示されている
認証後の宛先一覧。Verifiedと緑のチェックが表示されている

Verifiedの説明には、認証済みで予算通知を受信する旨が表示されました。認証済み件数は1/1 email verifiedです。

確認した項目認証前認証後
宛先の状態PendingVerified
宛先の操作Resend verification—
認証済み件数0/1 email verified1/1 email verified

一方、メール宛先の公式ドキュメントでは、認証後の状態をActiveと説明しています。今回のコンソールではVerifiedでした。なぜ表記が違うかまでは確認できていません。この記事では、実画面の表示をそのまま記録しています。

認証できたら、いつ通知が始まるのか

前提として、メール認証が完了しても、アラート条件まで変わるわけではありません。今回なら、認証済みの宛先と実際のコスト > $0.01という通知条件の両方を確認します。

公式ドキュメントでは、認証済みの宛先への通知は、次の予定された評価から始まるとされています。完了画面が出た瞬間に、しきい値超過メールが届くという理解にはしない方がよいと思います。

AWS Budgetsの説明では、情報の更新は最大で1日3回、通常は前回の更新から8〜12時間後とされています。これは今回測った配信時間ではありません。認証から何分後に届くかを保証する数値としては使えません。

今回確認したのは、メールの受信、認証完了、予算画面での状態変化までです。しきい値超過通知の実際の到着時刻は、この記事の検証では確認していません。Verifiedになったことと、予算通知が届いたことは分けて記録しておきます。

次は通知の到着まで追いたい

宛先を追加する手順自体は短かったですが、メールが迷惑メールに入っていたことで少し時間がかかりました。予算が保存できたかに加えて、宛先の状態まで確認する必要があると感じました。

次は、認証完了時刻と最初の予算通知の受信時刻を並べて確認したいです。既存宛先の移行時の表示も、今回の新規宛先とは分けて調べたいと思います。

検証用の予算は記録を残した後に削除しました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。

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