1. 目的

Claude Code(CLI)を AWS Bedrock 経由で利用できる状態にする。認証は AWS Access Key(AWS CLI プロファイル)で行う(SSO は使わない)。利用モデルは Claude Sonnet 4.6(Bedrock)とする。秘密情報(Access Key / Secret 等)をログ・資料・リポジトリに残さない。


2. 前提

● 対象 OS: Windows 10 または Windows 11。

● 必要なもの:
・AWS アカウントの Access Key ID / Secret Access Key(配布手順は社内ルールに従う)。
・Bedrock 利用が許可された AWS アカウント(モデルアクセスが有効化済み)。

● 社内標準値(本手順の前提):
・AWS CLI プロファイル名:next(任意)。
・利用リージョン:ap-northeast-1(東京)。
・Claude Code 利用:AWS Bedrock(CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1)。

● モデル(Sonnet 4.6 / inference profile):
・メイン:jp.anthropic.claude-sonnet-4-5-20250929-v1:0
・軽量:jp.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0


3. セキュリティルール(必ず守る)

● Access Key / Secret / Session Token / Bearer Token は、手順書に書かない・チャットに貼らない・スクショに映さない・Git にコミットしない。
● AWS の破壊的操作(削除/上書き/大量変更)は事前に影響範囲を説明する。


4. 手順(まっさら環境 → 利用開始)

4.1 必須ツールのインストール

Windows環境でClaude Codeを動かすために必要なツールをインストールします。

  1. Git for Windowsのインストール
    Claude CodeはWindows上でGitの機能を必要とします。公式サイト(https://gitforwindows.org/)からダウンロードし、インストールしてください。
  2. AWS CLIのインストール
    AWS CLIの公式インストーラ(MSI)をダウンロードし、インストールします。インストール後、コマンドプロンプト(CMD)またはPowerShellを開き、以下を確認します。
aws --version

4.2 Claude Codeのインストール

npmを使用したインストールはセキュリティリスク(権限の不整合など)があるため、公式のネイティブインストーラーを使用します。

コマンドプロンプト(CMD)またはPowerShellで以下を実行してください。

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

または以下を実行

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
winget install Anthropic.ClaudeCode

インストールの確認

claude --version

【※注意】
もし「’claude’ は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません。」とエラーが出る場合は、環境変数のPathに %USERPROFILE%\.local\bin が追加されていない可能性があります。Windowsの「環境変数」設定画面から「Path」に該当パスを追記し、ターミナルを再起動してください。


4.3 AWS 認証情報(Access Key方式)をプロファイルに設定

コマンドプロンプトまたはPowerShellで、next プロファイルを作成します。

aws configure --profile next

以下の入力を求められるので、社内配布の値を入力します(※手順書やチャットに残さないこと)。

・AWS Access Key ID: <配布された Access Key ID>
・AWS Secret Access Key: <配布された Secret Access Key>
・Default region name: ap-northeast-1
・Default output format: json

認証確認(最重要):

aws sts get-caller-identity --profile next

4.4 Bedrock (Sonnet 4.6) の接続テスト

Bedrock Runtimeで正常にSonnet 4.6が呼び出せるか、PowerShellからテストします。

aws bedrock-runtime converse --region ap-northeast-1 --model-id "jp.anthropic.claude-sonnet-4-6-20250929-v1:0" --messages '[{"role":"user","content":[{"text":"接続テスト。1行で返答して"}]}]' --profile next

4.5 Claude Code を Bedrock(Sonnet 4.6)で起動

macOSのワンライナー(AWS_PROFILE=next … claude)と同等の処理をWindowsで行う場合、以下のいずれかの方法を使用します。

パターンA: PowerShellで環境変数をセットして起動(一時的)

$env:AWS_PROFILE="next"
$env:AWS_REGION="ap-northeast-1"
$env:CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK="1"
$env:ANTHROPIC_MODEL="jp.anthropic.claude-sonnet-4-5-20250929-v1:0"
$env:ANTHROPIC_SMALL_FAST_MODEL="jp.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0"
claude

パターンB: VS Codeのターミナルに永続化(推奨)

VS Codeで settings.json を開き、以下を追記します。

{
  "model": "jp.anthropic.claude-sonnet-4-6",
  "env": {
    "CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK": "1",
    "AWS_PROFILE": "next",
    "AWS_REGION": "ap-northeast-1",
    "AWS_DEFAULT_REGION": "ap-northeast-1",
    "AWS_PAGER": "",
    "language": "japanese",
    "ANTHROPIC_MODEL": "jp.anthropic.claude-sonnet-4-6",
    "ANTHROPIC_SMALL_FAST_MODEL": "jp.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0"
  }
}

設定後、VS Code内で新しいターミナルを開き、以下を実行するだけでBedrock経由で起動します。

claude

5. 確認(チェックリスト)

● [ ] claude –version が表示される。
● [ ] aws sts get-caller-identity –profile next が成功する。
● [ ] Claude Code を起動後、/status と入力し、API provider が AWS Bedrock、リージョンが ap-northeast-1 になっていることを確認する。


6. Windows特有のトラブルシュート

● PowerShellでスクリプト実行エラーが出る場合:

Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned

● VS Codeの統合ターミナルで文字化けする場合:
VS Codeのターミナルでオレンジ色の絵文字のような文字化けが発生する場合は、VS Codeのウィンドウサイズ(ターミナルの分割幅など)をリサイズするか、任意の設定を一度ON/OFFして再読み込みすると直ることがあります。

補足(実際にハマったポイント)

Bedrock接続テストのコマンドでは、JSONのクォートが不正だと以下のエラーが発生します。

Invalid JSON: Expecting property name enclosed in double quotes

原因はバッククォートではなく、ダブルクォートでJSONを記述する必要があるためです。

まとめ

本手順により、Claude CodeをAWS Bedrock経由で安全に利用できる環境が構築できます。
次回は実際の使用感や活用方法について解説予定です。

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