最近、AWSまわりの実装をClaude Codeにお願いすることが増えたんですが、たまに微妙に古い情報や、うろ覚えっぽい回答が返ってくることがありました。よくある話ですが、AWSはアップデートが速すぎて、モデルの知識がどうしても少し前の状態で止まってしまうのは仕方ないところです。

AWS公式のナレッジやQ&Aを返してくれるAWS Knowledge MCP ServerというMCPがあることを知ったので、試してみました。

AWS Knowledge MCP Serverとは?

ざっくり言うと、AWSの公式ドキュメント・コードサンプル・What’s Newなどを、MCP経由でエージェントに直接参照させられる仕組みです。

https://awslabs.github.io/mcp/servers/aws-knowledge-mcp-server

リモートでホストされているHTTPのMCPサーバーで、自分でサーバーを立てたりAPIキーを発行したりする必要はなく、エンドポイントを1つ登録するだけで使えるとのことでした。Claude Codeの他、Cursor、Kiroなどからも同じように使えるようです。

構成

  • 実行環境: Claude Code
  • 追加するMCPサーバー: aws-knowledge(https://knowledge-mcp.global.api.aws)
  • スコープ: user(自分のマシン上の全プロジェクトで使えるようにする)

やったこと

1. MCPサーバーを追加する

Claude Codeのターミナルで、以下を実行するだけでした。

claude mcp add -s user -t http aws-knowledge https://knowledge-mcp.global.api.aws

2. 接続されているか確認する

Claude Codeを起動し、/mcpコマンドで、追加したサーバーの状態を確認します。

/mcp

aws-knowledgeConnectedになっていればOKとのことでした。

3. 質問してみる

まず比較のために、MCPを使わない状態で何かAWSの機能について聞いてみます。

ちょっといじわるですが、7月1日から、Gシリーズが35%、P/Trainiumシリーズが60%値下げされたばかりです。MCPなしだと値下げ前の料金を答えてしまう可能性が高く、Before/Afterの差が数字で分かりやすいです。

EKS Auto ModeのGPUインスタンスの管理料金を教えて

本来、 /mcpaws-knowledge を呼び出すのが正常ですが、自動で呼び出してくれました。

● 2026年7月1日付でGPUインスタンスの管理料金が引き下げられたという発表を見つけました。詳細を確認します。

  Called aws-knowledge (ctrl+o to expand)

● EKS Auto Mode の管理料金体系

  基本の仕組み
  - EKS Auto Modeでは、EC2インスタンスの通常料金(オンデマンド/RI/Savings Plans/Spot)に加えて、Auto Modeが管理するノードに対する「管理料金(management fee)」が別途課金される
  - 秒単位課金(最小1分)、EC2の購入オプションに関係なく管理料金は独立
  - 具体的な料率はインスタンスタイプごとに異なり、EKS Pricingページの料率表(インスタンスタイプ別)に記載

  GPUインスタンスの料率(2026年7月1日〜改定)
  2026-07-07にAWSが発表した通り、GPU/アクセラレータ系インスタンスの管理料金が大幅に引き下げられました。

  ┌────────────────────────────────────────┬─────────────┐
  │            インスタンス系列               │  引き下げ率   │
  ├────────────────────────────────────────┼─────────────┤
  │ G系(g4dn, g5, g6, g6eなど)             │  35%引き下げ │
  ├────────────────────────────────────────┼─────────────┤
  │ P系(p4d, p5, p5enなど)/ AWS Trainium   │  60%引き下げ │
  └────────────────────────────────────────┴─────────────┘

  - 既存のEKS Auto Modeクラスタにも自動適用(対応不要)
  - 全リージョンで適用
  - ECS Managed InstancesのGPUインスタンスにも同様の引き下げが適用

  注意点
  - 具体的な「$/時間」の数値(各GPUインスタンスタイプごとの正確な管理料金)はEKS Pricingページの詳細テーブルに掲載されていますが、このドキュメント検索では非GPU系(c6a,
  m5aなど)の例のみ確認できました。正確な最新レートが必要な場合は同ページを直接ご確認ください。
  - 150ノードを超える利用を組織全体で予定している場合は、追加料金についてAWSアカウントチームに問い合わせが必要です。

正確に答えてくれました!

所感

個人的には、記憶があいまいな知識や、古くなってしまった知識を横から補ってくれる存在として、かなり重宝しそうだなと感じました。自分でドキュメントを開いて探す手間が減るのはもちろんですが、それ以上に「たぶんこうだったはず」で止まっていた記憶を、都度最新の状態に引き戻してくれる感覚があります。地味に便利です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。

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