こんばんは。松竹です。
今日はテストについて書きたいと思います。テストと言ってもユニットテスト、結合テスト、ブラックボックステストなど色々ありますが、今回は触りだけお話したいと思います。
プログラムにテストは必ずと言っていいほど、ついて回るものです。もちろん、テストを行わずにプログラムを実行することもできますが、それは悲惨な未来を呼ぶことでしょう。
テストを行う仕組みを用意したり、テストコードを書くことは労力のいることです。しかし、リリース後のクライアントからの電話や不具合修正、再度リリース、ユーザーの信頼度低下などを考えると、コストに見合った、もしくはそれ以上のものだと考えています。チーム開発の場合、テストを専門とする部署もあるくらいです。
一度テストコードを書いてしまえば、コードで書いた動作は保証されますので、事前の不具合発見以外にも、リグレッションの防止にも役立ちます。
長々と話してしまいましたが、そんなテストを私自身も勉強しなが皆様に知っていただきたいです。ここで、ウェブで使えるテストツールを一つご紹介いたします。
Selenium
Seleniumはウェブに特化したテスト用プログラムです。用途にあわせて色々な種類があります。
今回はFirefoxのブラウザ拡張機能として使えるSelenium IDEを使ってみます。※Firefox以外のブラウザで動作させる場合はSelenium RCなどを使用する必要があります。
- インストール
まずはSelenium 公式ページ <http://www.seleniumhq.org/> にアクセスします。
[Download]のリンクをクリックしてダウンロードページへ移動します。
最新版の2.9.0(2015.10.29時点)のリンクをクリックします。
警告出る場合は[許可]のボタンをクリックして進みます。
[インストール]のボタンをクリックして、ブラウザを再起動させます。
インストールが完了するとメニューバーにSelenium IDEのアイコンが表示されます。
- テストケースの作成(操作の記録)
インストールが終わりましたら実際に使ってみましょう。 Firefoxで検証したいサイトを開き、メニューバーのSelenium IDEアイコンをクリックします。(ない場合はアドオンを確認してみてください。)
すると赤色の「記録ボタン」が押された状態でSeleniumが起動します。
その状態で操作をしてみましょう。
今回はネクストのページでメニューか「SERVICE」を選択してみます。
すると操作した内容がSelenium IDE上でコマンドとして記録されます。
もう一度「記録ボタン」をクリックすると記録が停止されます。
- テストケースの実行
では今度は実行をしてみます。 再生ボタンが2つありますが、ケース単体実行(右側)をクリックします。すると記録中に操作した動作が再現されます!
Javascriptの関係でクリックに間が必要な場合は実行間隔を変更してみたりすることで調整が可能です。また記録ボタンを使わなくてもいろいろな言語でテストケースを書くことも可能です。
ぜひ、この感動を皆様にもと思います。まだまだ書き足りないですが、続きは次回! 書いていきたいと思います。
ありがとうございました。