Cursor 3.17をVS Codeっぽく戻した設定メモ
2026年3月に、CursorをVS Codeっぽく使うための設定を記事にしました。その後も同じ設定で使っていたのですが、Cursor 3.17.8へ更新したところ、画面構成が新しいAgent寄りのレイアウトに戻りました。
以前の記事に書いた設定の一部も、現在は名前や扱いが変わっています。古い手順をそのまま適用しても反映されなかったため、今回実際に直した内容を2026年8月時点のメモとして残します。
今回確認した環境
手元の環境は以下です。
macOS Apple Silicon
Cursor 3.17.8
VS Code 1.128.0ベース
CursorはVS Codeをベースにしていますが、Cursor 3ではAgentを中心にした新しい画面構成が加わっています。
更新後に見た目が変わったのは、VS Code側の設定が消えたというより、Cursor側のレイアウトが切り替わったことが原因でした。
先にVS Codeの設定を取り込む
現在の公式ドキュメントでは、Cursor SettingsからVS Codeのプロファイルをまとめて取り込めます。
Cmd + Shift + J
→ General
→ Account
→ VS Code Import
→ Import
設定、テーマ、キーバインド、拡張機能が移行対象です。
以前の記事では settings.json を手動コピーしていましたが、新規環境ではまずImportを使うほうが早いと思います。
ただし、私の環境では拡張機能の取り込みが一部完了していませんでした。CursorとVS Codeでは拡張機能の保存先が分かれているため、Import後にExtensionsを確認しておく必要があります。
VS Code: ~/.vscode/extensions
Cursor: ~/.cursor/extensions
設定ファイルが移ったことと、拡張機能が実際に使えることは分けて確認したほうがよさそうです。
Cursor 3のレイアウトをClassicで起動する
今回、最も時間がかかったのは画面構成でした。
Cursorの内部状態を確認すると、cursor/unifiedAppLayout という値がありました。これを editor へ変更すれば戻せるのではないかと考え、state.vscdb を編集しました。
しかし、通常起動すると agent へ書き戻されます。永続設定としてSQLiteを直接編集する方法は成立しませんでした。
内部DBはアップデートで構造が変わる可能性もあるため、
state.vscdb を直接編集する方法は手順として勧めません。
Cursor 3.17.8のCLIには、Classicウィンドウを強制するオプションがあります。Cursorを完全に終了してから、次のコマンドで起動しました。
open -a "/Applications/Cursor.app" --args --locale=ja --classic
--classic を付けると、従来のVS Codeに近いエディタ中心の画面で起動します。日本語も同時に指定するため、--locale=ja を付けています。
ただし、ヘルプ上では --classic は dev-only と記載されています。通常のアプリ起動やアップデーターからの再起動では、新しいレイアウトへ戻ることがありました。
--classic は正式な永続設定というより、更新後にVS Code寄りのレイアウトへ戻すための回避策として使っています。
日本語表示を再確認する
日本語化には、VS Codeと同じ日本語Language Packを使います。
Cmd + Shift + P
→ Configure Display Language
→ 日本語
拡張機能が入っていない場合は、CLIからも追加できます。
cursor --install-extension ms-ceintl.vscode-language-pack-ja --force
手元ではCursorの更新後にLanguage Packも更新されました。その直後は英語表示が残り、もう一度再起動すると日本語になりました。
Configure Display Language で日本語を選んでも反映されない場合は、Language Packの更新完了を待ってから再起動します。
Activity Barの古い設定を置き換える
以前の記事では次の設定を使っていました。
"workbench.activityBar.location": "side"
Cursor 3.17.8では、location に指定できる値は default、top、bottom、hidden です。
side は古い値になっており、内部の移行処理でも default へ置き換えられます。
現在のCursor公式ドキュメントでは、Activity Barを縦にする設定として orientation が案内されています。VS Codeに近い左側の縦配置へ戻す場合は、次のように置き換えます。
{
"window.titleBarStyle": "native",
"workbench.activityBar.location": "default",
"workbench.activityBar.orientation": "vertical"
}
旧版の記事との差分は、side を残さないことです。設定JSONに警告が出ない場合でも、更新時に別の値へ移行されるため、ここは書き換えておきます。
Cursor Tabは設定JSONではなくコマンドから無効にする
以前は次の設定を載せていました。
"cursor.cpp.enableCpp": false
現在のCursorでは、このキーを settings.json に書いてもCursor Tabの状態は変わりませんでした。設定の保存場所が変わっており、古いキーが残っているだけでは無効化できません。
現在はコマンドパレットから無効にします。
Cmd + Shift + P
→ Disable Cursor Tab
右下のステータスバーにあるCursor Tabから、全体または言語単位で無効にすることもできます。
GitHub Copilotなど別の補完拡張を使う場合は、両方の候補が同時に出ていないかも確認します。
Cmd+LとCmd+Kの衝突を直す
VS Codeで Cmd + L を行選択に使っていたため、Cursorのチャットは Cmd + Shift + L へ移しました。
以前の記事に載せた cursor.chat.focus は現在の環境では見つかりません。Cursor 3.17.8では workbench.action.openChat で開けました。
[
{
"key": "cmd+l",
"command": "expandLineSelection",
"when": "editorTextFocus"
},
{
"key": "cmd+shift+l",
"command": "workbench.action.openChat"
},
{
"key": "cmd+k",
"command": "-aipopup.action.modal.generate"
},
{
"key": "cmd+k",
"command": "-aipopup.action.focusEdit"
}
]
先頭に - が付いたコマンドは、その既定キーバインドを削除する指定です。これでCursorのインラインAI編集が Cmd + K を先に取らなくなりました。
aipopup.action.* はCursor内部のコマンド名なので、今後の更新で変わる可能性があります。
Preferences: Open Keyboard Shortcuts を開き、Cmd + K で検索して現在の割り当てを外すほうが確実です。
Claude Code、Codex、tmuxはどこまで共有されるか
VS Codeで使っていた開発環境が、Cursorへどこまで引き継がれるかも確認しました。
~/.zshrc、~/.zprofile、~/.tmux.conf はエディタではなくシェル側の設定です。Cursorの統合ターミナルでも同じzshを起動するため、PATH、alias、tmuxのキーバインドはそのまま機能しました。
Claude CodeとCodexのCLIも同様で、PATHが通っていればターミナルから claude、codex で起動できます。
一方、サイドバーを追加するIDE拡張は別です。Cursor側にも個別にインストールしました。
cursor --install-extension anthropic.claude-code --force
cursor --install-extension openai.chatgpt --force
ここでも一度詰まりました。
Codex: Open Codex Sidebar をターミナルへ入力すると、zshはそれをコマンド名として解釈します。そのため、command not found: Codex: になります。
これはターミナルコマンドではなく、Cursorのコマンドパレットに表示される項目です。
Cmd + Shift + P
→ Codex: Open Codex Sidebar
ターミナル版を使う場合は codex とだけ入力します。Claude Codeも同じ考え方で、サイドバーは拡張機能、ターミナルは claude です。
拡張機能のオンラインインストールがタイムアウトする場合は、VSIXをローカルから指定できます。
cursor --install-extension /path/to/extension.vsix --force
シェル設定やCLIはCursorでも共有されますが、IDE拡張はCursor側へのインストールが必要です。VS Codeに導入済みでも、Cursor側のExtensions一覧に表示されているか確認しておきます。
Privacy Modeは更新後に別途確認する
Privacy Modeはローカルの settings.json だけで完結する設定ではなく、アカウント側の状態も関係します。
そのため、設定ファイルのコピー後もCursor Settingsで状態を確認します。
Cursor Settings
→ General
→ Privacy Mode
業務用のリポジトリで使う場合は、VS Codeから設定を取り込めたことだけで完了とせず、サインイン状態とPrivacy Modeを別に見るようにしています。
更新後に確認する順番
今回の作業を終えて、Cursorの更新後は次の順番で確認することにしました。
- Cursorのバージョンを確認する
- 新しいAgentレイアウトへ戻っていたら
--classicで起動する - 表示言語とLanguage Packを確認する
- Activity Barが縦になっているか確認する
- Cursor Tabの有効・無効を確認する
Cmd + LとCmd + Kの割り当てを確認する- Claude CodeとCodexの拡張機能を確認する
- Privacy Modeを確認する
以前は settings.json を一度作れば維持できると考えていました。
しかしCursor 3では、VS Code由来の設定、Cursor独自の状態、アカウント側の設定、拡張機能がそれぞれ別に管理されています。今回うまく反映されなかったのは、この4つを同じ設定として扱っていたためでした。
| 設定の種類 | 主な例 | 確認方法 |
|---|---|---|
| VS Code由来の設定 | settings.json、テーマ、キーバインド |
VS Code Import / Settings |
| Cursor独自の状態 | Agentレイアウト、Cursor Tab | Cursor側のUIやコマンド |
| アカウント側の設定 | Privacy Mode | Cursor Settings |
| 拡張機能 | Claude Code、Codex、Language Pack | CursorのExtensions一覧 |
所感
VS Codeに近づける作業自体は、設定を数件変えるだけです。ただし、Cursorの更新で設定名とレイアウトの管理方法が変わるため、以前の手順が静かに効かなくなることがあります。
特に workbench.activityBar.location: side、cursor.cpp.enableCpp、cursor.chat.focus は、2026年3月の記事から見直した箇所です。
JSONに残っているだけでは、現在のCursorで意図した状態になっているとは限りません。
Cursor 3では「VS Codeの設定を移せば終わり」ではなく、Cursor独自のレイアウト、アカウント設定、拡張機能まで別々に確認する必要がありました。以前の設定値が残っていても、現在のCursorでは効いていない場合があります。
しばらくはClassicレイアウトを使いながら、必要なAI機能だけ追加する予定です。
--classic が dev-only である以上、今後の更新で使えなくなる可能性もあります。そのときは内部DBを書き換える方向へ戻らず、Cursorが提供する正式なレイアウト設定を改めて確認したいと思います。
参考
- CursorをVSCodeっぽく使うための設定メモ(旧版)
- VS CodeからCursorへの移行 | Cursor Docs
- Extensions | Cursor Docs
- Custom Layout | Visual Studio Code
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もしこの記事の技術や考え方に少しでも興味を持っていただけたら、ネクストのエンジニアと気軽に話してみませんか。
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